大漁旗は「福来旗(フライキ)」とも呼ばれる祝い旗。
船が海に出る時、人々は大漁を願い、祈りを旗に託します。
船が陸へ帰る時、漁師たちは旗を揚げ、人々に大漁を知らせます。
大漁旗を揚げた船を見た人々は、きっと
「福の神が来た」
と思ったことでしょう。
三重県南部、熊野灘に面する尾鷲市。
海とともに歩んできたこの町には、かつては多くの大漁旗職人がいました。
現在は万助屋三代目の山本昇吾氏(85歳)ただ一人に。
後を継ぐ者はいません。
なんとか後継者を。なんとか尾鷲の大漁旗を残せないか。
そんな想いを抱く人々が繋がり、様々なカタチになりつつあります。
船が海に出る時、人々は大漁を願い、祈りを旗に託します。
船が陸へ帰る時、漁師たちは旗を揚げ、人々に大漁を知らせます。
大漁旗を揚げた船を見た人々は、きっと
「福の神が来た」
と思ったことでしょう。
三重県南部、熊野灘に面する尾鷲市。
海とともに歩んできたこの町には、かつては多くの大漁旗職人がいました。
現在は万助屋三代目の山本昇吾氏(85歳)ただ一人に。
後を継ぐ者はいません。
なんとか後継者を。なんとか尾鷲の大漁旗を残せないか。
そんな想いを抱く人々が繋がり、様々なカタチになりつつあります。
メディア掲載
2017/09 三重県の広報webマガジン「つづきは三重で」にて、尾鷲市の天満浦百人会の取り組みとともにご紹介いただきました。
2017/02 Discover Japan 3月号に尾鷲 天満浦百人会とともに紹介されました。
2016/03 NAGI No.65に尾鷲 天満浦百人会と大漁旗職人の万助屋、大漁旗リメイク雑貨FLYKIが紹介されました。
尾鷲大漁旗職人ムービー ONE- a story of one and only –
撮影・制作 DRAWING AND MANUAL株式会社 菱川勢一氏、小原穣氏、上野崇氏、宮本正樹氏
2016年、万助屋・山本さんは、のれんをおろしました。同じ頃、リメイク雑貨に必要な尾鷲の大漁旗の古布も底をつきました。
いつかは終わると思っていたリメイク雑貨づくりでしたが、大漁旗文化をもっと展開できないかと模索は続けていました。
2017年6月、1泊で鹿児島県に行く所要がありました。大漁旗に所以があるところはないかと探してみたところ、大漁旗を染めている染屋さんがありました。さっそくアポをとりました。
鹿児島空港に到着し、レンタカーで「亀崎染工」様へ向かいました。
「せっかくなので染めてみて」と、大漁旗染めをさせていただきました。
大漁旗についてたくさん教えていただいたり、印染のこれからについてたくさんお話していただきました。
染めの技術が様々な方面から注目され、その染め技術と優れた意匠をさらに発展させるために大漁旗を含めた「祝い旗」の製作を中心としたプロジェクト「祝いの印 iwai no shirushi」が2018年スタートしました。
TOSCA KITCHEN DESIGN WORKSも数点、デザインをさせていただきました。
尾鷲の大漁旗から、このような展開になるとはまったく予想していませんでした。
大漁旗の未来がとても楽しみです。