夜明けの歌

夜が明ける見えるだろ

東の空白むのが朝が来る判るだろ

涙眼に陽が映る

俺にもその部屋の窓にも

朝が来る

涙よ止まれよ今直ぐもう朝だから

夜が明ける悲しみを笑い飛ばして夜が明ける

朝が来る甘い夢

叩き壊して朝が来る

逃げても逃げても逃げても

朝が来る

涙よ止まれよ今直ぐもう朝だから

夜が明ける見えるだろ

東の空白むのが朝が来る判るだろ

涙眼に陽が映る

俺にもその部屋の窓にも

朝が来る

涙よ止まれよ今直ぐもう朝だから

eastern youth(2001)

TOSCAとは?名前の由来について

打ち合わせなどでお客様に会った時など、いつも聞かれることが2つあります。
1つは「キッチンカーで何かフードを販売されているんですか?」
もう1つは「トスカってどういう意味なんですか?」

乗っているクルマがキッチンカーっぽく、さらに「TOSCA KITCHEN」と屋号が書いてありるためキッチンカーだと言われるのは仕方がないですねw「DESIGN WORKS」は書くのが面倒になりやめました^ ^

さてもう1つの問い「トスカ」とは何かということを書いていこうと思います。
トスカはロシアの言葉です。タスカーと発音するのかな?
二葉亭四迷がトスカを「塞ぎの虫」と訳しました。
意味は「憂鬱」です。なんて暗いww
でもトスカは単なる「憂鬱」ではなくて、その憂鬱があるからこそ前を向いて生きていける、そんな概念です。

昔、極寒のシベリアにある農村に住む農夫たちが次々と消えるという現象がありました。
その風土病みたいなものを「トスカ」と言ったそうです。
なぜ農夫たちは消えたのか?

それは、世の中のことを知らずにひたすら畑仕事をしてきた農夫たちがある日、沈みゆく大きな夕陽の美しさに気づき魅了されます。その沈んでいく夕陽を追いかけて、鍬を捨てて森へと消えていきました。
全てを放り出して夢中になって追いかけてしまうほど魅了されるって、素敵なことだなと思いました。

21歳の頃、僕はどん底にいました。
様々な問題が一度に押し寄せ、完全に自分を見失っていました。
暗いトンネルをずっと歩いているような、そんな時期が続きました。

徐々に問題は解決へと向かい、やっと解放される!と喜んだ夏の日の朝。
嘘のように大きな朝陽を見ました。
その頃、デザインの仕事に憧れてて、僕が見たのは大きな朝陽だったけど「トスカ」と名乗ろうと決めました。
あんなに大きくて眩しい太陽は、あの日以降も見たことがないです。

誰だって幸せになりたいし、幸せが続いてほしいと思っています。
ただ、不幸を知らない人は、やはり痛みを知りません。
憂鬱は決してマイナスなものではありません。
人をより強くするものだと思います。

トスカについて、わかりやすい説明をしているサイトを見つけました。
https://jp.rbth.com/arts/83655-roshia-teki-yuusyuu-toska

SHANGRILAの酒器土瓶について

令和7年5月、三重県四日市市で行われた『第39回四日市萬古陶磁器コンペ2025』にて、出品した「SHANGRILAの酒器土瓶」が審査員特別賞を受賞しました。
「どこかノスタルジックな作品で、昔の印判染付の技法とデザインを上手く転写の技法に置き換え、雰囲気を出していた。他の絵付けのうつわとは違うアプローチで制作をしていて、見を引く作品だった」と、陶芸家の内田鋼一氏に評価いただきました。
実は初めて自分一人で作り、絵付けし、自宅で焼成しました。
自分にできることは何か。自分だからできることは何か。
普段はグラフィックデザインの仕事をしているため、陶芸作品にグラフィックデザインの要素を入れようと思い、作品の概要を書いたパンフレットをつけました。
展覧会会場では作品の横にパンフレットも置いてもらい、自由に読めるようにしたつもりでしたが、途中で何かあったのか「触らないでください」という説明書きがあったらしい。
「あのパンフレットを読みたい」「パンフレットの内容を公開したほうがいい」というお声を多くいただいたので、ブログに載せようと思いました。

当ブログを開設する前、サーバー管理のいらないnoteを使ってみようと思い、そちらに詳しく書きました。

SHANGRILAの酒器土瓶について
https://note.com/sailor_kats/n/n738b0447c43a

せっかくnoteで書いたのに、たぶんnoteは使わないと思う。
自分の趣旨とは違ったのです(ちゃんと調べろよ)。
僕は文章を書いて有料にして収益化するとか、自分のことをたくさんの人に知ってほしいとか、あまり積極的ではないです。もうちょっと気ままに、気楽に書いていきたいなと思うので、WordPressに戻りました。以上

映画館

映画を観に映画館へ行ったとする。
仮にスパイ映画が上映されるとして、そのスパイ映画の観客がみんな各国の諜報員だったら。
もしも戦国時代がテーマの映画の観客がみんな武士だったら。
もしも戦争映画の観客がみんな兵隊だったら。

もしもそんなのだったら、僕は映画よりもその状況がおもしろくて人間観察するだろう。

観客がみんな武士や兵隊だったら、館内が戦場になるのだろうか。
もしくはお互いをねぎらい、ポップコーンを頬張りながら仲良く映画を観るのだろうか。
とても興味深い。